ラーメン屋 開業
日本人は無類のラーメン好きと言われています。そして、中にはラーメン好きが高じて、脱サラして、ラーメン屋を開業しようと考えてる人も多いと聞きます。勿論、大好きなラーメンを作って生活出来ることを考えると、上手くいけば本当に幸せな人生を送れると思います。ですが、当然リスクもついてきます。その辺りのことも含めて、ラーメン屋の開業に必要な情報を語っていきたいと思います。
まずは、資金についてお話します。最低限必要な厨房の設備を整えるとなると、少なく見積もっても100万円はするようです。中古でも揃えられるようですが、やはり持ちが悪く、新品にするに越したことはないようですね。あとは、店のカウンター、テーブル、クーラー等の設備も必要になってくると思います。その場合、坪単価でこれも100万近くの出費になると推測できます。勿論、がんばれば安く済ますことも可能になってくると思いますが、あまり安く済ませすぎると集客にも影響を及ぼすので、程々にしておかなければなりません。
さらに店舗の家賃や保証金が必要になります。さらに、店が安定するまでは、生活費も別に用意しておいた方が良いでしょう。その他光熱費等も含めると、どんなに安く抑えたとしても、初期投資は600万円以上は覚悟しておかなければなりません。できれば、1500万円くらいは必要な気がします。それも1年以内に軌道に乗ると仮定しての話です。そうでない場合、それ以上の資金が必要になると思います。
また、当然のことながら、ラーメン作りの修業も必要になるでしょう。味がやはり命ですしね。日本人は、ラーメンの味にはかなりうるさいですから、味に妥協して良いことはありません。勿論、完璧を目指しすぎるのも良くないかもしれませんが、高いレベルで安定した味を保つには、それなりの修業が必要でしょう。ですが、料理に自信がある方ですと、いきなり開業して成功する可能性も勿論あると思います。ですが、稀だと思った方が良いかもしれませんね。
あとは、ラーメン屋というのは、特に最初のうちは、余程流行らないと儲からないと思った方がいいです。薄利多売の典型とも言えます。その点も考慮に入れて、独立を考える必要が出てきます。但し、店が軌道に乗って、確実に利益を出せる店づくりが出来さえすれば、いずれはその技術を従業員に委ねて、自分がいない状態でも、店が回るようにすることもできます。そうすることで、自分はさらに他のビジネスに挑戦したり、フランチャイズ展開といったことまで可能となります。ですが、そこまでいくには相当のビジネスの才能が必要になることも認識しておきましょう。
逆にフランチャイズ展開している企業のフランチャイズとしてやる方法もあります。この場合、参入障壁は非常に低くなります。ですが、あまりそれに依存すると良いことはありません。コスト意識を持ち、しっかりと利益を出せる算段があれば、挑戦するのも良いと思います。
カテゴリー:独立・起業・開業